筋書きのないドラマは突然やってくる!
こんにちは、相葉です。
昨日、午前中、たまたまテレビをつけたら、MLBの中継(たぶんLIVE)で、ドジャース対レイズの試合をやっていました。
9回表で1対1の同点の場面。
「これは面白そう!」
そう思ってそのままテレビを見始めました。
その時の僕の期待としては、9回表0点に抑えて、9回裏に大谷が出ないかな、と淡い期待を抱いたのです。
9回表、なんとか0点で終えたドジャース。
さあ、9回裏は何番からかな、と見ていたら、なんと、5番からの打順でした。
「これでは大谷まで回ってこないなあ(大谷は1番だから)うまくいって、2アウト満塁で大谷か。厳しいだろうな。。。」
なんて思いながらも見ていると、先頭がデッドボールで出塁、次の打者もヒットで出塁、次の打者が送りバントを決め、1アウト2、3塁と絶好のサヨナラの場面に。
でも、大谷まで回るには、条件が揃わないとなかなか難しいという状況は変わりありません。
中継の解説者たちも、通常なら回ってこないでしょう、相手チームはそうしたくないから前のバッターと勝負してくるでしょう、そんな話をしていました。
でも一人の解説者が、
「今日ここで、40/40 (フォーティ・フォーティ:40本塁打、40盗塁の大記録)を決めたら最高ですよね」
と、しきりに
「こうなったらいいな」
を発言している人がいました。
僕の心境は、
「そうなったらめっちゃサイコーだけど、現実はそんなに甘くないっしょ」
そんな感じでその発言はちょっと冷ややかにみていました。
で、次のバッターはどうなったかというと、強烈なセカンドゴロ。
内野が前進守備を敷いていたため3塁ランナーはホームに帰れず。これで2アウト2、3塁になりました。
次の9番打者に代打が送られると、相手チームはピッチャーを交代。そして、どうなったかというと、、、ストライクが入らず、フォアボール。
なんと、誰もが、こうなったらいいな、と思っていた無理めな状況、
「2アウト満塁で大谷」
に打順が回ってきたのです。
解説者も興奮しています。スタンドのファンも興奮しています。もちろん、僕も大興奮しています。
でも、僕は心の中で、そうそう結果は出ないだろうな、とも予想していました。
外野フライで延長かな、なんて、、、
そして大谷への初球。外角への変化球でした。
大谷はそれを見事に捉え、右中間へ高々と打ち上げます。
最初見た感じはセンターフライ、と思いました。
そして、その数秒後、、、
なんと、打球はフェンスを超えてスタンドにインしました!サヨナラ満塁ホームランです!
しかも、40/40(フォーティ・フォーティ)達成です!
Yahoo!ニュースを見てもまだ記事は載っていません。
僕は興奮しました。
その数分後、Yahoo!ニュースに記事が流れ出しました。
とてもいいものを見たな、としばらく満足感に浸りました。
・・・
期待しない、期待しすぎない、
これは、僕の傾向的なものかも知れません。
でも、大谷はその僕の傾向・期待を裏切り、映画のシナリオでも書けないようなドラマを見せてくれました。
ずっと会社で仕事をしてきて30年も生きていると、自分のアッパーというか、上限みたいなものがわかってくる年代だと思います。
これはむり、これ以上はむり、そんな言葉がつい口から出てしまいます。
でも、その状況を裏切るような筋書きのないドラマを作ることも出来るかも知れません。
やってみないとわからないじゃないか!
今回の大谷のサヨナラ満塁ホームランを見て、そんなふうに感じました。
僕も誰かを感動させるような筋書きのないドラマを起こしたい。
そんなふうに思いました。